黒蜜珈琲のブログ

カフェ好きですが、ビジネスっぽいこと、新しい働き方、地方創生ネタなんかをつらつら

地域と地域をむすぶコミュニティ

出身地dayというイベントに参加してきました。

 

目当ては生の石破大臣がみたいというミーハーな気持ちで。

 

石破さんは独特な語り口でユーモアを交えながら人を惹きつけますね。

さすが政治家であり、さすが鉄ヲタだ。

 

「東京は消費する街ですから」というお話には、

確かにそういう一面もあるなと気づきを得ました。

 

東京には人はいるけどモノはないもんね。

 

さて、出身地Dayつうのは、

地域でなにかやりたい、やっているというような人たちが集まって、

出身地別で交流をするイベント。(という理解)

 

その後には、各地域ごとにネオ県人会(以下参照)というものを、

立ち上げて活動している人たちとのワールドカフェ形式での情報交換会。

 

matome.naver.jp

 

このご時世、国内や海外や分けるのもナンセンスな気もする。

ただ一方で生まれた地域、国というのは愛着があるし、なにかしらのお返しをしたいという気持ちはなくはない。

 

動いている人はなにかしら閉鎖感であったり、この先の不安のような、

それともなにかしら新しい波を感じているのかもしれない。

 

いま、こうやってあたらしいコミュニティがぽつぽつでてきていることが、

とても時代の変化を感じます。

 

昔ながらのコミュニティを変えるより、

あたらしい若いコミュニティをつくって着実に成長させていくっていうのが大切なのかもしれません。

 

コミュニティについてはもっとふかく入り込んでみたい。

 

なぜなら、インターネットの世界では同一コミュニティないの情報が高速でやりとりされるけれども、自分の入っていないコミュニティの情報が意図的にがんばらないとアクセスできないから。

 

リアルの偶然性をもたらしてくれるのは自分とは違う・・と思うコミュニティやひととの出会いなのかもしれません。

 

 

 

未来を知るためには歴史から学べ

あしたのマーケットがどのようになるのか?

次の20年にどんな製品が流行っているのか?そういう未来はわかりません。

 

今インターネット上で動画に着目されているという流れについては「ちゃんと」歴史を勉強した人は「当然」そうなると思っていました。

 

なぜか?

 

マスメディアの歴史がそうだったからです。

新聞・雑誌(テキスト・画像)→ラジオ(音声)→映画・テレビ(動画)

 

インターネットもディスプレイやWebページという「媒体」に情報を詰め込められたコンテンツなので同様の過程を辿るのであろうという仮説が立てられます。

 

ここではメディアの歴史を正確に辿りたいわけではないので、詳細の説明は省きます。

 

振り返ってみるとここで大切なのは、

インターネットのある意味ひとつの「メディア」と認識できる能力。

メデイアとコンテンツとは?という本質を捉えること。

そして他のメデイアやコンテンツはどのような発展を遂げてきたのか?と類推する力。

過去の流れを同様に辿るのか、過去と違いはなにかないのか?と疑う力。

 

インターネットができた前と後では、大きくビジネスの環境は変わってしまいました。

ある意味戦争で新たな兵器がでてくることで戦い方が変わるのと同じかもしれません。

 

ただその中でも不変のものと、普遍のものがあるのでそこをちゃんと切り分けるというのはかなりの勉強が必要な気がします。

 

改革を起こすことができるのは、

自然と歴史を知っていて未来を感じることができる、変化の間に立っている人なのかもしれませんね。

 

 

 

 

ブラーの時代、あいまいの時代、ボーダレス

 

ブラーの時代という書籍を読みました。

1999年に出された本。

 

ブラーとは3つの要素。

「スピード」

「無形物」

「コネクション」

インターネットの普及がこのブラーの時代に導いた。

 

ブラーとは、

変化のスピードが激しく、従来の明確な区分があいまいになった状態を意味する。

 

いまとなっては

ECの世界ではスピードは一つの価値になっている。

スマホによってまさにいつでもどこでも世界中と繋がっている。

IOTといわれるようにモノもインターネットと「繋がる」ことで、

モノの価値は有形なものだけでなく無形な部分の価値を生み出そうとしている。

 

 

と当たり前のことをいろんな角度から述べている本です。

 

事例は当然古いのですが、

根底にある考え方はいまでも十分通用する。

 

この本を1999年(楽天創業から3年目!)に書いているのはとてもすごい。

 

1999年にこの本に出会った人はどのような反応をもったのかすごく気になる。

 

製品とサービスの区分はなくなってオファーへ

買い手と売り手の区分がなくなり交換へ

競合と顧客の区分がなくなりネットワークへ

組織とマーケットとの区分がなくなり組織網

雇い主と従業員の区分がなくなり人としての存在へ

資産と負債の区分がなくなり資本となる

 

ITバブルと言われていたころに製造業が本気でIT企業と一緒に

ブラー化に取り組んだら・・と思わざるを得ないです。

 

書籍によると

ブラー化の時代においては「技術」に増して「戦略」がより重要になるとのこと。

 

こういった時代を楽しく生きるためにはどうしたらいいのか?ということを

自分の考えをちょいちょい述べていきます。