黒蜜珈琲のブログ

カフェ好きですが、ビジネスっぽいこと、新しい働き方、地方創生ネタなんかをつらつら

ブラーの時代、あいまいの時代、ボーダレス

 

ブラーの時代という書籍を読みました。

1999年に出された本。

 

ブラーとは3つの要素。

「スピード」

「無形物」

「コネクション」

インターネットの普及がこのブラーの時代に導いた。

 

ブラーとは、

変化のスピードが激しく、従来の明確な区分があいまいになった状態を意味する。

 

いまとなっては

ECの世界ではスピードは一つの価値になっている。

スマホによってまさにいつでもどこでも世界中と繋がっている。

IOTといわれるようにモノもインターネットと「繋がる」ことで、

モノの価値は有形なものだけでなく無形な部分の価値を生み出そうとしている。

 

 

と当たり前のことをいろんな角度から述べている本です。

 

事例は当然古いのですが、

根底にある考え方はいまでも十分通用する。

 

この本を1999年(楽天創業から3年目!)に書いているのはとてもすごい。

 

1999年にこの本に出会った人はどのような反応をもったのかすごく気になる。

 

製品とサービスの区分はなくなってオファーへ

買い手と売り手の区分がなくなり交換へ

競合と顧客の区分がなくなりネットワークへ

組織とマーケットとの区分がなくなり組織網

雇い主と従業員の区分がなくなり人としての存在へ

資産と負債の区分がなくなり資本となる

 

ITバブルと言われていたころに製造業が本気でIT企業と一緒に

ブラー化に取り組んだら・・と思わざるを得ないです。

 

書籍によると

ブラー化の時代においては「技術」に増して「戦略」がより重要になるとのこと。

 

こういった時代を楽しく生きるためにはどうしたらいいのか?ということを

自分の考えをちょいちょい述べていきます。